【2026年版】クレカ積立の最適解
年間4万ポイント超を"自動生成"する最強の組み合わせ
証券口座でクレジットカードを使って投信を積み立てるだけで、年間4万ポイント超が自動的に貯まる──。
4つの証券会社×クレカの組み合わせを還元率・年会費・対象銘柄の3軸で徹底比較し、 あなたに最適な「クレカ積立ポートフォリオ」を導き出します。
※ 記事中盤の比較表にジャンプします
1. クレカ積立とは?
クレカ積立(クレジットカード積立)とは、証券口座で投資信託を購入する際に、 銀行引き落としではなくクレジットカード決済を利用する方法です。
通常のカードショッピングと同じようにポイント還元が受けられるため、 「積み立てるだけでポイントが貯まる」という仕組みになります。 2024年3月の法改正で月額上限が5万円→10万円に引き上げられ、年間の獲得ポイントが大幅にアップしました。
投信の買付をカード払いに
するだけでポイント還元
2024年の上限引き上げで
年間還元ポイントが倍増
まずは1社で月10万円から
慣れたら複数社に拡大

2. 理解すべき3つのキーワード
月10万円 × 証券口座数
1つの証券口座につき、クレカ積立の上限は月10万円(2024年3月〜)。 ただし、証券会社ごとに枠は独立しているため、 4社を併用すれば月最大40万円=年間480万円の積立にポイント還元がつきます。
0.5%〜1.1%(カードと条件で変動)
クレカ積立の還元率はカードのグレードや年間利用額、さらには購入する銘柄によって変動します。 「年会費を払ってでも高還元を狙うか、無料カードで手堅く行くか」がクレカ積立最大の戦略ポイントです。
つみたて投資枠でも使える
新NISAのつみたて投資枠(年120万円)でもクレカ積立は利用可能。 非課税で運用しながらポイントも獲得できるため、長期投資派にとって最も効率的な積立方法です。

3. 【証券×カード】完全比較表
主要4証券のクレカ積立を、還元率・年会費・ポイント種類で一覧比較します。月10万円積立時のポイント数に注目してください。
| 証券会社 | 対象カード | 還元率 | 月10万円時 | 年会費 | ポイント種類 |
|---|---|---|---|---|---|
| SBI証券 | 三井住友NLゴールド | 1.0%※年100万利用時 | 1,000pt | 5,500円※条件達成で永年無料 | Vポイント |
| 三井住友NL(通常) | 0.5%※年10万利用時 | 500pt | 無料 | Vポイント | |
| 楽天証券 | 楽天プレミアムカード | 1.0%全銘柄一律 | 1,000pt | 11,000円 | 楽天ポイント |
| 楽天カード(通常) | 0.5〜1.0%銘柄により変動 | 500〜1,000pt | 無料 | 楽天ポイント | |
| マネックス証券 | マネックスカード | 0.73%※段階的還元 | 730pt | 実質無料年1回利用で無料 | マネックスポイント |
| auカブコム証券 | au PAYゴールドカード | 1.0% | 1,000pt | 11,000円 | Pontaポイント |
| au PAYカード(通常) | 0.5% | 500pt | 無料 | Pontaポイント |
※ 2026年3月時点の情報です。最新の条件は各証券会社・カード会社の公式サイトをご確認ください。
マネックスカードの段階的還元率について
マネックスカードの還元率は積立額に応じて段階的に変動します。
- 5万円以下の部分:1.1%(550pt)
- 5万円超〜7万円の部分:0.6%(120pt)
- 7万円超〜10万円の部分:0.2%(60pt)
→ 月10万円積立時の合計:730pt(実質還元率 約0.73%)
【重要】マネックスカード 2026年10月〜の還元率変更予定
2026年10月買付分から、マネックスカードのクレカ積立還元率は「カードショッピングの月間利用額」に応じた条件付き還元に変更される予定です。 現行の段階的還元(積立額に応じた還元)とはルールが大きく異なります。
一方で、これに伴いマネックスカードの年会費は常に「永年無料」となるため、 維持コストは下がります。詳細が発表され次第、本記事を更新します。

4. 楽天カード「1%還元銘柄」のカラクリ
楽天カード(通常・年会費無料)でも1.0%還元を受けられる銘柄があります。 その条件は、ファンドの代行手数料(販売会社の取り分)が年率0.4%以上であること。 これを活用すれば、年会費無料のまま月1,000ptを狙えます。
代行手数料とは?
投資信託の信託報酬(運用コスト)の一部で、販売会社(=楽天証券)に支払われる手数料です。 楽天証券は、この代行手数料が一定以上のファンドに対してクレカ積立の還元率を優遇しています。
代行手数料 0.4%以上 → 還元1.0%
アクティブファンド、テーマ型ファンドなど信託報酬がやや高めの銘柄が該当
代行手数料 0.4%未満 → 還元0.5%
eMAXIS Slimシリーズなど低コストインデックスファンドが該当
1%還元対象の代表的な銘柄例
- ひふみプラス(信託報酬 1.078%)── 国内外株式のアクティブファンド
- フィデリティ・日本成長株・ファンド(信託報酬 1.683%)── 日本株アクティブ
- 楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360)(信託報酬 0.4945%)
※ 対象銘柄は変更される場合があります。最新のリストは楽天証券の公式サイトで確認してください。
デメリット:信託報酬が高い=運用コストが増える?
「1%還元銘柄は信託報酬が高いから、結局損するのでは?」──これはよくある疑問です。 たしかに、eMAXIS Slim 全世界株式(信託報酬 約0.06%)と比べると、 楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360)(信託報酬 0.4945%)は信託報酬だけで約0.43%の差があります。 では、ポイント還元の差で元が取れるのか?具体的に計算してみましょう。
具体的に計算してみましょう
| 項目 | eMAXIS Slim (0.5%還元) | USA360 (1.0%還元) |
|---|---|---|
| 年間積立額 | 120万円 | 120万円 |
| 年間獲得ポイント | 6,000pt | 12,000pt |
| 信託報酬(年率) | 約0.06% | 約0.49% |
| 初年度の信託報酬コスト※ | 約390円 | 約3,214円 |
| 差し引き(ポイント − コスト差分) | ── | +約3,176円分お得 |
※ 毎月10万円ずつ積み立てた場合の平均残高(約65万円)に対する年間信託報酬の概算。実際の運用成績により変動します。
初年度の信託報酬コスト差は約2,824円に対し、ポイント差は6,000pt。差し引きで年間約3,176円分のプラスになります。
さらに重要なのは、1%還元銘柄で積み立てた後、ある程度まとまったら低コストファンドに乗り換える(売却→再購入)という運用も可能なこと。 この方法なら、高還元ポイントの恩恵を受けつつ、長期の運用コストも抑えられます。

5. おすすめ組み合わせパターン
「いきなり4社×月10万円は現実的じゃない…」と思った方、安心してください。まずは1社×月10万円だけでOKです。ここでは3つのパターンを段階的に紹介します。
まず1社スタート(月10万円)
最もおすすめ。SBI証券×三井住友NLゴールドの1社だけで始める最小構成。すでにOlive口座があれば追加コスト0円。
| 証券 × カード | 還元率 | 月間pt | 年会費 |
|---|---|---|---|
| SBI証券 × 三井住友NLゴールド | 1.0% | 1,000pt | 実質無料※ |
年間獲得ポイント
12,000pt
※ 年間100万円利用で永年無料化&1%還元適用。月10万円の積立だけで毎月1,000ptが自動で入る
4社併用・年会費0円コース
年会費無料(or 実質無料)のカードだけで4社フル活用。余裕資金がある人向けのフルコース。
| 証券 × カード | 還元率 | 月間pt | 年会費 |
|---|---|---|---|
| SBI証券 × 三井住友NLゴールド | 1.0% | 1,000pt | 実質無料※ |
| 楽天証券 × 楽天カード(1%銘柄) | 1.0% | 1,000pt | 無料 |
| マネックス証券 × マネックスカード | 0.73% | 730pt | 実質無料 |
| auカブコム証券 × au PAYカード | 0.5% | 500pt | 無料 |
| 合計(月40万円積立) | ── | 3,230pt/月 | 0円 |
年間獲得ポイント
38,760pt
※ 月40万円の積立余力が必要。三井住友NLゴールドは年100万利用で永年無料化&1%適用
4社併用・還元率フルMAXコース
Pattern Aに加え、楽天・auのカードもゴールドに。年会費を日常決済でも回収できる人向け。
| 証券 × カード | 還元率 | 月間pt | 年会費 |
|---|---|---|---|
| SBI証券 × 三井住友NLゴールド | 1.0% | 1,000pt | 実質無料※ |
| 楽天証券 × 楽天プレミアムカード | 1.0% | 1,000pt | 11,000円 |
| マネックス証券 × マネックスカード | 0.73% | 730pt | 実質無料 |
| auカブコム証券 × au PAYゴールド | 1.0% | 1,000pt | 11,000円 |
| 合計(月40万円積立) | ── | 3,730pt/月 | 22,000円 |
年間獲得ポイント
44,760pt
年会費22,000円を差し引いても +22,760pt の純利益
結論:まずは Pattern S(1社×月10万円)から
SBI証券×三井住友NLゴールドだけで年間12,000pt。月10万円なら無理なく始められます。 慣れてきたら楽天→マネックス→auカブコムと1社ずつ追加すれば、最終的にPattern A(年間38,760pt)まで到達できます。

6. 始め方(口座開設→積立設定まで)
ここではPattern S(SBI証券×1社)を例に、始め方を解説します。 どの証券会社でもほぼ同じ流れなので、2社目以降も同じ手順でOKです。
SBI証券の口座を開設する
まずはSBI証券で口座開設を行います。オンラインで完結し、最短で翌営業日には開設完了。 新NISAのつみたて投資枠を使いたい場合は、NISA口座の申込みも同時に行いましょう。
※ 所要時間:約10分。
三井住友NLゴールドを発行・連携する
三井住友カード(NL)ゴールドを発行し、SBI証券のマイページでカード情報を登録します。 すでにOlive口座をお持ちなら、このステップは不要です。 まだの方はOlive口座開設ガイドで手順を詳しく解説しています。
※ カード発行:最短即日〜1週間程度。連携設定は5分。
積立銘柄と金額を設定する
各証券会社の「投信積立」画面で、銘柄・金額・決済方法(クレジットカード)を選択すれば完了。 あとは毎月自動でカード決済→投信購入→ポイント還元が繰り返されます。

7. 注意点・よくある失敗パターン
年会費負け:ポイントより年会費の方が高くなるケース
楽天プレミアムカード(年11,000円)をクレカ積立のためだけに保有すると、 年間ポイント12,000pt − 年会費11,000円 = 実質利益わずか1,000pt。 日常のカード決済でも活用しない限り、年会費無料カードの方がコスパが高い場合があります。
SBI証券の還元率は「年間利用額」条件つき
三井住友NLゴールドの1%還元は、カード年間利用額100万円以上が条件です。 年間利用額にはクレカ積立分は含まれないケースもあるため、 普段の買い物で年100万円(月約8.3万円)使うかどうかを事前に確認しましょう。 未達の場合は0.75%(年10万円以上利用時)になります。
即売り(積立後すぐ売却)のリスク
「ポイントだけ受け取ってすぐ売る」即売り戦略は、短期間での売買を繰り返すことになり、証券会社から注意・積立設定の停止を受ける可能性があります。 また、売却タイミングによっては基準価額の下落で元本割れするリスクもあります。 クレカ積立は原則として中長期の資産形成を前提に活用しましょう。
ポイントプログラムの改悪は「織り込み済み」で考える
クレカ積立の還元率は過去にも何度か改定されてきました(マネックスの2026年10月変更もその一つ)。 特定の証券会社に全額集中させず、複数社に分散しておくことで、 1社が改悪されても全体へのダメージを抑えられます。これも「仕組み化」の一部です。
